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【2024/11/21 15:40 】 |
史上4人目の全10場重賞Vに挑む
蛯名正義騎手(42)=美・フリー=が、コスモファントムに騎乗する4日の小倉大賞典(小倉競馬場)で、史上4人目の全10場重賞制覇に挑む。昨年の関東リーディングで、今年はすでに重賞2勝(中山金杯のフェデラリスト、京成杯のベストディール)を挙げて、全国リーディングをひた走っている。その名手の記録挑戦だけに、期待が高まっている。

 蛯名正義騎手は07年8月12日以来の小倉参戦。その際は4勝の固め打ちで存在感をアピールしたが、この小倉大賞典は07年2月にエイシンドーバーに騎乗して、惜しくも2着という結果だった。

 それだけに、全10場重賞制覇にコスモファントムで挑む今回は、並々ならぬ意気込みを見せる。「記録は一つひとつの積み重ね。その最後に一つが残っている以上、意識するなというほうが無理だよね」と話し、そして「今の関東の(西高東低で低迷している)状況、雰囲気を思うと、こうした機会は滅多にないこと。協力して頂いた関係者に感謝したい。何とかチャンスを、という気持ちです」と小倉遠征への覚悟のほどを伝えた。

 全10場制覇は安田富、武豊、藤田騎手の僅か3人。今では一線級の騎手だけに与えられるチャンスだ。「テン乗り(初騎乗)になるが、昨年の中山金杯勝ちの時のいいイメージは持っている。ハンデ(57・5キロ)は厳しいが、それは力がある証拠。上手に競馬ができる馬で、そのよさを生かしたい」と、戦法はすでに胸に秘めているようだ。

 それにしても、今年は16勝(31日現在)で全国リーディングの首位を快走と、騎乗が冴えわたっている。「今は年齢もあるが、余裕を持って臨めている」と話す蛯名。1月21日のJRA2000勝達成が、さらにこの名手をランクアップさせたことは言うまでもあるまい。

 「震災の影響で、関東の競馬状況は厳しい。だけど関東が下、差がついたとは思われたくない。僕らも頑張っていかないとね」と言う蛯名は日曜の東京新聞杯でも有力馬コスモセンサーに騎乗。同馬を管理する西園調教師は、エールを送る。

 「彼が新人の頃は僕もジョッキー。一緒のレースで競ったことがあったが、きかん気があり、それでいて真面目で性格が素直。これからも彼には騎乗依頼します。頑張ってもらわないと」。重賞の全場制覇どころか、今週は土日制覇も達成してしまいそうなヤル気の“マサヨシ”から、目が離せない。

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【2012/02/01 16:09 】 | 未選択 | 有り難いご意見(0) | トラックバック()
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